若手社員レポート

Mさん(勤続年数:1年11ヶ月)

【勤続年数】1年11ヶ月
【主な業務内容】装置研修

社員の報告

木谷社長

お疲れ様です。Mです。

11月16日の定期報告を提出致します。

この1ヵ月は××社の業務に向けての研修、組立図の作成などを行っています。客先で使用されている3DCADの操作方法については、モデルの作成方法などがこれまで使っていた3DCADと似ていて同じ感覚で作業できる点もありましたが、モデルの移動、構成、組図の背景作成方法、データの検索方法等、慣れない作業についてはまだまだ立ち止まってしまうことも多いです。繰り返し作業することで操作に慣れるのはもちろんですが、作業効率をアップさせる方法も模索しながら使いこなせるよう取り組んで参りたいと思います。

また、全てのユーザーが同じデータベース上で作業しているため、誤って関係のないデータを編集し保存してしまうとそれに関わる全てのデータに影響が出るとのことで、データの保存・取り扱いの際には今まで以上に細心の注意を払って慎重に作業することを徹底したいと思います。

また、先日××社へ行かせて頂き、装置を見学する機会を頂きました。現在、モデルや図面を確認している中で理解できていないことが多いのですが、実際に装置を見せて頂いたことで部品の役割やこの部品はこう動くのかということが分かり、今後装置を理解していく上で大変貴重な経験をさせて頂きました。

今はネットなどで調べれば様々な情報が得られますが、実物を目で見て触れることでしか得られない知識(素材の質感や重さなど)があり、設計をする上ではそのような知識を持っているかどうかも重要であると改めて実感致しました。身に付けなければならないことは山積みですが、一つ一つ吸収して業務に活かせるよう取り組んで参ります。

今回の定期報告は以上になります。
お忙しい中大変恐れ入りますがご確認の程宜しくお願い致します。

社長からの返信

Mさん

ご苦労様です。
報告ありがとうございます。

〇××社では多くの設計者が同じデータベース上で作業しているため、Mさんが上司から説明されたようにデータの扱いには注意深さが必要です。データを壊した例として(2DCADのデータでしたが)、図面をたくさん立ち上げて作業していたら間違ってファイルしてはいけない図面を上書きファイルしてしまったという例を聞いた事があります。作業に集中している間にデータの区別がつかなくなったのではないかと考えています。
図面データを扱う時には設計の注意力以外に別の注意深さが必要になるようです。こればかりは間違った時に取り返しがきかないので「ミスを恐れずに進め」とはいいにくい。図面が丸ごと消えた、誤ったデータが上書きされたなどとなったら大きな損害になる場合があります。自分が作ったデータを壊されることもあるかも知れません。双方の可能性について予防策を考えることも必要でしょう。図面データがどのような状態になれば不都合な事が発生するのか外部要因、内部要因、事例などあらかじめ知っておくことも対策のひとつです。

〇現物を見れば一気に理解できます。ただ、見る時の意識がぼんやりとしていたら大して記憶に残りません。現物を見る前に図面で予習しておくことや、興味を持って積極的に見ることが大切です。興味も狭い範囲だけではなく、仕事に関するものなら広い範囲で持てば知識量の増える速度は速くなります。

〇知識そのものや体験は大切ですが、それが今後にとってどのように生きるのかと意味や位置づけを考えているところが更にいいですね。

体調は問題ないですか。過労にならないように勤務ください。
よろしくお願いします。


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