学生時代は設計とは少し違うことを勉強していました。
子供の頃にプラモデルやゲルマニウムラジオ(歳がばれる)を組み立てたりはしていましたが、
部品の役割や原理 について考えたりするまでには至りませんでした。
卒業が近付き、将来を考え始めた頃に授業で極々簡単な製図の実習があったことを思い出し、
考えた末に設計業界へ入ることを選びました。
それから幾年月、いったい何枚の図面を書いてきたことか見当もつきません。
自由な発想は大切ですが、守らなければならない決まりごともあり、それは覚えるしかありません。
意図しない部品ができて困ったこともありました。「ものをつくる」ということはじつに大変だということがわかりました。
それでもまだ今も設計の仕事をしています。責任を持って仕事をすればものは完成します。
自分ひとりでは無理でも、誰かの力を借りればチームプレーで完成させることができるはず。
そうして完成したときに得られる達成感はご褒美です。明日からもまた新しい「ものをつくる」ことを考えていきます。
入社6年目突入間近のTです。
前回の社員の声原稿を書いた頃からおおよそ2年が過ぎました。
前回同様、半導体製造装置を取り扱う企業へ出向しています。
主に既存装置の改造設計を担当しています。
モータの代替を行ったり、あらたなキャビネットを設計したり等、顧客の希望に応じて、色々な改造設計を行っています。
入社するまで設計には全く携わることがなく、本当に自分が設計をできるのか不安に感じることもありました。
しかし、目の前の仕事に真剣に取り組んだり、周囲の方々の助言をはじめとするサポート等を受けることで何とかやってこれたと思います。
今では他の設計者から質問を受けた際に、以前に取り組んだ改造案件で得た知識や経験からアドバイスをすることができるようになってきました。
より良い設計ができるよう、また人により明確に伝えることができるようこれからも業務に取り組んでいきます。